「県の特産ぶどうを守れ」

豪雪被害 9割の農家が再建 手厚い支援策が奏功〈山梨県〉

山梨県でことし2月に見舞われた豪雪被害の復旧状況を視察すべく7月22日、23日の2日間、現地を訪れました。視察内容は農作物の被害状況と、災害後どのような対策、対応を行ったのか、問題・課題など危機管理、防災の観点からも視察してまいりました。

再建費用の9割を補助
「2月14日に1回だけ雪が降って、それが一晩のうちに1メートル以上の積雪になった」。
最初に訪れた山梨県庁で農作物への被害・復興状況の説明を職員の方々から受けました。
農業被害額は山梨県全体で約250億円。そのうち、ブドウ関係でおよそ200億円の損害となっております。
被害の大半は、高級ブドウ「ピオーネ」の加温ハウスの損壊です。再建するのに多額の費用や人員を要するため、後継者がいない農家などは、これを機に農業をやめようと考えている農家も少なからずいらっしゃったようです。しかし、国・県・市が行った手厚い支援策が功を奏し、9割の農家が再建を選びました。その施策はビニールハウスの建て替え補修などに対し、再建費用の9割を補助するものです。この支援策は農家に力を与えました。県の特産を守らなければいけないという強い意思も当然あります。このような思いは、県庁を出てから伺った果樹試験場、話を聞いた農家の方々からも同じ印象を受けました。
2月の豪雪時には営農する仲間同士、結いの心で助け合い、お互いが支えになって乗り切ったということです。当初、山梨県農政部においても、営農をあきらめる農家が多くなるだろうと試算したようですが、現在は、どの園地も復元されており、立派な巨峰、ピオーネが出荷を待っていました。
再建を諦めた農家には撤去費用の全額が環境省特別対策で支払われています。
我が山形は日本一の生産量を誇るサクランボをはじめとして、各種フルーツや米など農産物を魅力とした県です。災害はいつくるかわかりません。被害を最小限に止める努力と、特産を守っていく意思を強く持ち、対応していかなければなりません。今回の視察を我が山形の防災・危機管理に反映してまいります。

  

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