国道48号高規格幹線道路 要望 作並温泉 岩松組合長と意見交換

「整備要求は明確に」国道48号

仙台市と東根、天童市を経由して山形市までを結ぶ全長81・6キロの国道48号線。この道路は山形県と宮城県を結ぶ大変重要な幹線道路であり、東日本大震災時には、『命の道』として大きな役割を担いました。しかし、2シーズン連続でほぼ同じ場所で雪崩が発生。数日間の通行止めを余儀なくされました。有事の際もスムーズな災害復旧支援ルートの確立につなげるためにも、災害に強い高規格化を求める声が強くなっています。

高規格化 沿線自治体の温度差なくせ

高規格道路は一般国道と高速道路の間のようなイメージで、信号がなくスピード(時速60〜80キロ)も出せることから目的地までの移動時間が短縮できる特徴があります。
高規格化について山形河川国道事務所の所長と意見交換を行ったところ、「高規格化への要望は、具体的にどのような道路にしたいのか要望書に記述すべき」とし、仙台、天童、東根の3市で組織する「48号線道路改良整備促進協議会」で国へしっかり要望活動を行うことの重要性が指摘されております。しかし、山形県側と、仙台市と宮城県には明確な温度差があり、同協議会で国へ要望した際も、我が県側は知事や市長の出席に対し、宮城側は事務方のみでした。整備に及び腰の理由を東日本大震災の復旧工事など日本海側の整備を優先としていますが、2年続けて宮城県側で雪崩が発生しております。現在はスノーシェッドの工事が進められていますが、現段階での対策に過ぎません。

「山形県側の努力に感謝」作並温泉 岩松組合長と意見交換

「いずれまた(雪崩が)起こるだろう」と作並温泉旅館組合の岩松広行組合長。「雪質が10年前と違う。人身事故が起きていないのは不幸中の幸い」と話す。宮城県の西部は人口も少なく、開発が止まっているとのこと。「西部への関心が薄い。観光も市内への誘客で満足しているようだ」。また、48号線を「震災時にどれだけ役に立ったのか私たちが一番理解している。48号線への山形の熱意は十分に伝わっている。宮城県側でも仙台市でシンポジウムを催すなど今後が課題」としています。山形では東根、天童市、県の議会で取り上げられますが、仙台市や宮城県の議会で48号線の議論はほとんど無いと言います。この温度差を解消して、沿線自治体が連携して国へ訴えることが重要です。
48号線の高規格化を実現するためには多くの時間とコストを要します。そのため急務の対策は、雪崩が発生した箇所を含む県境部12キロの区間の整備です。同区間は雨量も多く、これまで大雨などによる事前通行止めが13回も起こっているようです。この区間の整備は仙台市側にあります。山形県としては県と沿線の市が統一の要望事項で訴える運動を展開していかなければなりません。岩松組合長からも「仙台での運動やシンポジウムなどあれば応援したい」と力強い言葉もいただきました。
48号線の整備事業につきましては「強靭な道路を」と2月定例会で訴えたところです。このようなインフラ整備要望はいつも、地方側から起こり、都市部は整備が後手。現状を知ってもらうためにも積極的な行動を行ってまいります。

 

コメントは受け付けていません。