天童市 投票所を半数に削減

「投票の機会無くすな」

「出前」期日前投票所拡充を

 天童市では平成25年7月より順次、投票所の統廃合が行われ、53カ所あった投票所が約半分の27カ所まで削減されました。全国的に投票率が下がり続けるなか、利便性が失われ、更なる投票率の低下が懸念されます。山形県全体を見ても、これほどの削減は群を抜いています。単に減らすだけでなく、投票の機会を広く確保する施策も必要ではないでしょうか。

投票所統廃合 市内53→27ヵ所

昨年12月に施行された衆議院選挙の投票率(県内)は54%ほど。対して昭和51年の同選挙投票率は85%を記録しています。我が県の投票率のグラフを見ると、20歳代前半が35%で一番低く、60歳代後半で一番高い78%です。若い方にもっと投票してもらえるような仕組みづくりを早急に行うべきでしょう。
そのためには期日前投票を促す施策が必要となります。期日前投票を利用した方は全体の約3割ですが、若い方が多く利用しています。理由としては「わずらわしくない」「自分の時間に合わせていける」など。統廃合によって投票所が無くなった地域には「出前」による期日前投票所の設置や、県外ではショッピングセンターなどを活用している事例があります。
今国会には、公職選挙法の改正案が提出されており、選挙で投票できる年齢が現在の20歳以上から「18歳以上」に引き下げられる見通しです。早ければ来年夏の参議院選挙より実施され、若い方々の声が政治に反映される点が期待されています。しかし、18歳と言えば高校3年生です。政治に対する関心が薄く、判断力も不十分と心配する声も聞かれます。そして、投票に行ってくれるのか。今後は中学・高校で選挙の重要性を説く「選挙教育」が必要となります。また、我々議員も、若い方々に関心を持ってもらう政治活動が求められます。
投票所には多額の税金が投じられていますが、天童市は統廃合によって経費を約2割削減できたとしていますが、投票率が下がっては元も子もありません。
若い方の投票率をアップさせるためにも行政・議員、社会全体で改善していく必要性があります。

高齢者に優しい選挙を目指そう 投票の権利は民主主義の基礎
「遠くなって歩くのが大変」 窪野目地区高齢者

蔵増地区(窪野目)の高齢者の方々に話を聞いたところ、「遠くなって歩くのが大変」「知っている人がいなくなった。なんとなく行きづらい」「面倒になった」などと意見を頂きました。
窪野目の地区民は県道を越え、蔵増北公民館に出向かなければなりません。このような事案は農村集落部の高齢者からも聞かれます。
投票率が一番高い層から投票の機会を奪いかねません。『投票の権利は民主主義の基礎』であります。
今年9月には天童市議会議員選挙が行われます。高齢者に優しい施策を早急に考えていかなければなりません。

 

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