さくらんぼ販売戦略 “オール山形”で売りつくそう

 「今年はサクランボが売れるのだろうか?」
東日本大震災以来、消費の衰退や、風評被害による農産物出荷制限で、農家の皆様においては危機的な状況が続いております。山形での現状をサクランボ農家、観光果樹園の園主に話を聞きました。「放射能の数値がサクランボに影響を与えたらどうなってしまうのか、その場合の保証はどうなるのか」、「状況が刻々と変化しているので対策などできるはずがない」、「観光客・ツアーの申し込みが前年度比で7割も減っている」ご心配の声が止みません。
サクランボの市場単価は観光果樹園への入れ込み状況や贈答品などに左右されるため、県内への誘客が減少すると市場単価も下がってしまいます。そのような中で、県は「がんばろう東北・サクランボ元気プロジェクト」を策定し、産地強化戦略を打ち出しました。
5月27日には、同プロジェクトのキックオフイベントがビッグウィングで催され、関係団体が出席。本年度の「サクランボを売りつくそう」と結束しました。
元気プロジェクトは、県単独の予算として約3750万円を計上、実行委員長に吉村県知事、事務局長を農林水産部長が務めます。山形県のシンボルである、サクランボを県全体でバックアップする方針です。
内容としては、復興支援関連事業と、販売促進・観光客の誘客に分かれており、サクランボを通した復興支援に関しては、①サクランボで仙山交流・仙台の子供たちをハウスサクランボ園に招待し、復興支援と安心安全をPRする。②復興支援プロジェクト・被災地へのサクランボプレゼント、チャリティ・キャンペーンセール実施、被災者雇用支援を行う。③復興支援「サクランボ狩り」キャンペーン・被災者を招待、チャリティーツアーの企画などを行います。販促活動については、知事のトップセールスの強化、統一ロゴマークを使った販売PRを行う予定です。
栽培に関しても「サクランボ産地強化対策推進協議会」とJA、農家が一丸となって「気象変動に負けない日本一信頼されるサクランボ産地づくり」を目指し、生産・販売面に関して連携を行っています。
一部では、原発事故による農産物の賠償を認める指針案が発表されましたが、サクランボを売りつくす意気込みで望まなければなりません。私も、関係各所と連携し、販売促進・PRに全力を尽くす所存です。

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